志賀高原エクストリームトライアングル2015 完走記

8/29(土)、志賀高原エクストリームトライアングルに参加しました。

悪天候のなか大量の泥とスリップに苦しめられましたが、無事に完走することができました。
過酷な状況のなかサポートいただいたスタッフ、ボランティアの皆さんには本当に感謝です!

以下、レース内容の振り返りです。

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(地図は公式HPより転載)

1.スタート〜鉢山〜赤石山

2時半起床。雨の降るなか4時にスタート。

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スタート会場。雨のため選手はまばら。
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スタート一分前

暗闇のゲレンデ、登山道をライト片手に駆け上がります。登山道は雨で川のようでした。
スタート位置が前の方だったこともあり、周りの流れに身を任せていたら結構なハイペースに。
しかしアドレナリン全開で転ぶのも構わずについていきます。

2.赤石山〜岩菅山〜裏岩菅山〜烏帽子岳

赤石山を過ぎると空が白んできました。

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赤石山を過ぎ空が白む

細かいアップダウンを繰り返し稜線上を進みます。
下りが少しでもあると泥で滑るので気が抜けません。下りきった鞍部では膝まで埋まる泥沼に足をとられます。

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ノッキリを超えて岩菅山を右手に望む。霞がかって見えない。
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岩菅山山頂。眺望はない。
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岩菅山を超えて稜線を進む

それでも下りが続かないのでこの区間はまだ穏やかでした。
風がないのも幸いします。下りでまごつく間に身体が冷えたらと不安でしたが、動き続けて体温を上げていれば問題ありませんでした。
雨で視界がきかず単調な稜線ランとなりましたが、岩菅山のガレた登りや岩場(カニの横ばい)など、良いアクセントとなり楽しめます。

カニの横ばい。三点支持で慎重に。
カニの横ばい。三点支持で慎重に。

3.烏帽子岳〜第1エイド切明

烏帽子岳。スタッフ、ボランティアの方への感謝は尽きない。
烏帽子岳。スタッフ、ボランティアの方への感謝は尽きない。

標高2,230mの烏帽子岳から860mの切明まで、標高差1,370mを一気に下ります。
間違いなく今大会一番の難所です。
メインはつづら折りの下り。これが雨のおかげでかなりの曲者でした。
斜面の横断箇所は傾斜がキツく、泥と笹の根に足を取られて横滑りします。足の置き場が見つかりません。
そして折り返し箇所はただの滑り台と化しています。しかも滑り続ければ斜面に投げ出されて笹薮へのダイブ必至です。

「足裏全体で接地し、斜面に対して静止摩擦係数が最大になるよう体重をかければ滑らないはず」
「雪と思ってキックステップで踏み込もう」など、いろいろ考えて試行錯誤するも
圧倒的な斜度と泥の量によって簡単に転ばされてしまいます。
自分の無力感に耐えながら、終わらない下りに足と心をすり減らします。

穏やかな下りで一息つく。本当にキツイところでは写真を撮る余裕はない。
穏やかな下りで一息つく。本当にキツイところでは写真を撮る余裕はない。

4.切明〜西大倉山登り前

ようやく到着した第1エイド切明ではトイレへ直行(岩菅山あたりからずっと我慢してました)。
その後バナナと温泉饅頭を食べてあまり休まずに出発します。
1箇所だけある登りを除けば、切明からは平坦な道が7kmほど続くことがわかっていたので
気持ちを切り替えて走りだすことができました。

平坦なトレイルが7kmほど続く
平坦なトレイルが7kmほど続く

下りのダメージがあったのでスピードはそれほど出せませんが、
たまに現れる吊り橋やトンネル、沢渡り、周りの景色を楽しみながら飽きずに快調に走れました。
雨も徐々に弱まってきました。

雨があがり景色を楽しむ
雨があがり景色を楽しむ

5.西大倉山登り〜第2エイド野反湖

西大倉山の登り。つづら折りが続く。
西大倉山の登り。つづら折りが続く。

西大倉山への登りが今大会で一番長い登りです。
しかし自分にとっては一番ラクな区間となりました。
スタート前から「野反湖から先の下り区間で勝負しよう」と考えていたのでゆっくり登って体力を温存します。
雨上がりの新鮮な山の空気や周囲の音を楽しみ、補給のジェルも味わいながら登ります。

6.野反湖〜三壁山

野反湖のエイドには関門(14時)の1時間前に到着。またもやトイレに直行です。
ここで初めてハイドレ(フラスク)に水を補充し、ザック内のジェルも手の届くところへ取り出します。
温かいコンソメスープ、コーラ2杯、チップスター数枚、おにぎり2個をいただいて出発しました。
合計30分の滞在。次の勝負区間に備えて十分な準備と補給ができました。

エイドを過ぎると現れる野反湖。再び降りだした雨で対岸は見えない。
エイドを過ぎると現れる野反湖。再び降りだした雨で対岸は見えない。

エイドを出てからはゆっくり歩いて食べたものを消化します。
最初の登りが終わり、三壁山山頂からは気持ちを切り替えるためこの日はじめてカフェイン入りジェルを投入。下りへ突っ込みます。

三壁山山頂
三壁山山頂

7.三壁山〜赤石山

この区間、コースは赤石山〜岩菅山間のルートに似ていますが
アップダウンの高低差がより激しくなります。

下りで現れる笹薮トレイル。スピードを出せる。
下りで現れる笹薮トレイル。スピードを出せる。

登りはゆっくりで体力温存して下りは突っ込むを繰り返します。
1週間のカフェイン断ちが功を奏したのか、集中力を切らしたり
無理に登りを走ったりせず冷静にピークをパスしていきます。

この区間の中間点、オッタテ峠
この区間の中間点、オッタテの峠
延々と続く笹と泥のトレイル
延々と続く笹と泥のトレイル

8.赤石山〜ゴール

ようやく赤石山に到着しトライアングルが完成です。
雲の切れ間からコバルトブルーの大沼池が見え、ゴールが近いことにホッとしました。

コバルトブルーの大沼池
コバルトブルーの大沼池

ここからは往路と同じ道を下ります。
登りで遡った川のような登山道を逆に下ります。
暗くなったらまずい、と感じてペースをあげようとしますが泥沼に足をとられます。
カフェイン効果もすでに切れていました。

この日何度も行く手を阻んだ泥沼。場所によっては膝まで埋まる。
この日何度も行く手を阻んだ泥沼。場所によっては膝まで埋まる。

さらに残り5kmで右足親指に突然刺さるような痛みが。
泥といっしょに靴に入り込んだ枝が刺さったのかと慌てて確認しますが
ふやけた足裏に大きな豆ができていました。
何度も何度も泥沼に足を突っ込んでいたので仕方ありません。諦めて進みます。

急な下りが終わり最後の3km。
薄暗くなりかけたゆるやかな下りを全力疾走でかけ抜けます。

スタートから14時間8分20秒。
ようやくゴールし主催者の大塚さんとハイタッチ。
そしてすでにゴールしていた他の選手ともハイタッチ。
そこには同じ戦場を切り抜けた仲間のような一体感がありました。

そして自分自身も今までにない達成感に包まれたのでした。

まとめ

予想以上の悪路に苦しめられましたが、そのほかはおおむねスタート前の計画通りにレースを展開できたと思います。
補給に失敗したり気力が萎えたりすることなくコンスタントに身体を動かし続けられました。

大会自体はキツさばかり目立ちますが、変化に富んでいて楽しめるコースだと思います。天気の良い時にまた来てみたいです。雨はもうこりごりですが。。

最後に、応援していただいたスタッフの方々には本当に感謝しています。
厳しい状況で声をかけてもらえると、それだけで嬉しくなり前に進むことができました。
ありがとうございました。

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